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東京ヴェルディ社長 羽生英之

私が昔からよく知っている人に東京ヴェルディ社長の羽生英之氏がいる。

実は私は彼の父親と知り合いで、その関係で彼がサッカー界に入るずっと前から知っていた。

私はサッカーにそれほど興味が無いので、彼が勤め先のJRからジェフ市原に移ったと聞いた時は「ふーん、変わった奴だ」と思った。

最後に会ったのが7〜8年前だから、まだ彼が三十代の後半くらいだったと思う。

その後、彼はJリーグの事務局長になり日本サッカー協会の若き理事となった。

その時は「頑張ってるな」と思っていたが、またその後はそのまま忘れていた。

再び思い出したのは2年前、新聞に載った「Jリーグの事務局長の羽生英之氏が東京ヴェルディ再建のため社長に就任する」という記事を読んだときだった。

兼務とはいえ大変なことを引き受けたものだ。そしてその後再建が軌道に乗り、周囲の強い要請があり東京ヴェルディ専任となったらしい。

その経緯と詳しい内容はよく知らないが、Wikipediaにはこう書いてある。(一部抜粋)

羽生英之(はにゅう ひでゆき、 1964年4月3日 )は日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)元事務局長。現在東京ヴェルディ1969代表取締役社長。
2005年12月にJリーグ事務局長に就任。2010年、親会社の撤退による経営危機に立たされた当時J2の東京ヴェルディの経営に介入し、史上初となる事実上のJリーグ直轄運営を行うにあたり、Jリーグ事務局長との兼務の形で社長に就任。その後新スポンサー探しに奔走する最大の功労者となった。
東京ヴェルディはその後複数の企業グループの共同出資を取り付けることに成功。当初はこの再建のめどが立ったところで一旦経営から退く予定だったが、周囲から羽生の続投を希望する声が殺到したため、Jリーグ事務局長の職を辞し、同年10月東京ヴェルディ社長に専念することが決まった。

Wikipediaでここまで絶賛される経営者もめずらしい。

彼はその素晴らしい再建手腕もさることながら、恐らく相当厳しいことをやりながらも人々(選手や観客、そして社員や出資者までも)を惹き付ける何かを持っていたのだろう。

いろいろ調べてみるとその発言や行動はなかなかのもので、一本筋の通った男気のある経営者なのだ。

乗りかかった舟とはいえ、順風満帆のJリーグを辞め前途多難な東京ヴェルディの経営に身を投じるなど、なかなか出来ることではない。

しかも「あなたが社長を続けなければ私は出資しない」と言うスポンサーがたくさんいたそうだ。よっぽど経営者として信頼されていたのだろう。

このところ会っていないが、どうしているだろうか。まだまだ厳しい状況が続くようだが、何とか成功させて欲しいものだ。

私は何も力になれないが、とりあえずファンクラブ(と言うのかどうか分からないが)に入ろうと思う。また、見に行けるかどうか分からないが、年間シートも買おうと思う。

もしこれを読んでくださった方で少しでも応援しようと思われた方がいらっしゃれば、ファンクラブ入会(たった3000円だ)と年間シート購入を是非お願いしたい。

彼は将来、日本のサッカー界を担う人材になるだろう。

陰ながら応援して行きたい。

2012年4月13日

交友・人物編, 人事・経営編