よもやま話
オーナー経営者
向かうところ敵なしに見えるオーナー経営者だが、結構悩みが多い。
これは意外でも何でもなく、あたりまえのことだ。オーナー経営者(特に創業者)は意志が強く実行力があるが、一方できわめて感受性が強く純粋な人が多い。だから会社が興せたともいえるのだが、それゆえ自分に課すハードルが高いため悩みが尽きない。
経営は「自分の価値観を世に問う」作業だ。特にオーナー経営者は、自分の人生観をも経営に投影している人が多い。そのため、24時間365日仕事のことを考えているのだが、残念ながら社員にはその感覚がわからない。また、その思いも伝わらない。
これが経営者が一番頭を悩ませる原因だ。
それを解決することこそ「人事」の重要な役割なのだ。しかし、このことに気づいていない経営者はまだまだ多く、弱点を抱えたまま戦うことを余儀なくされている会社は多い。
もったいない話だ。