よもやま話
参議院選挙
参議院選挙が始まった。
あまり街では見かけないが、テレビでは各局で「9党首討論会」といって9つの党の代表がズラッと並び司会者の質問に答える番組をやっている。
見たことも無いような人もいたが、いろんな局で何度もやっているので最近は顔を覚えてしまった。
9人もいると色々なのがいる。懐かしい顔もいる。中身のあることを言っているのもいれば、見かけだけであまり中身のないのもいる。
これを書いている時点では結果は分からないが、マスコミによると自民の圧勝らしい。
それでも良いが、できれば一党独占ではなく、昔のように各党が良いバランスで当選し、国民の声の縮図のような布陣になって欲しい。
党首討論を見ていて「安倍さん大丈夫かな?」と思ってしまった。
設定が「少ない与党」対「たくさんの野党」だから、当然野党はここぞとばかり原発や憲法改正や対中外交などで与党を攻めてくる。
圧勝が予測されているのだから上手くあしらえば良いようなものの、慌てたように余裕無く(例えば中国に対して際どい発言をしながら)論戦していた。
大丈夫なんだろうか。
テレビ局のスタジオだから閉ざされた空間だと思っているのかも知れないが、実は全世界で見ることができる。中国の首脳も見ることができるのだ。
選挙に必死で総理としての立場を忘れているのではないかと心配だ。ときどき単純な若者のように見えて危なっかしい。
もう一つ感じたのは、政治家にとってそんなに選挙が大事なのか、ということ。
もちろん当選しなければ政治家ではなくなるし、国会での政党の人数が減ってしまう。
中には「政治は選挙だ」と言った人もいるが、これは言い換えると「経営は社長レースだ」と言うようなもので、全くおかしな話だ。
社長になってからやるのが経営で、当選してからやるのが政治だ。
政治家を選ぶ選挙は知名度や人気で決まってしまうところがあるのは事実だが、それにしても選挙で勝つために主義主張をコロコロ変える人(政党)が多いように思う。
仕組みを変えるしかないと思うが、自分たちが不利になる(失業してしまう)ような変更はなかなか出来ないだろう。
何とかならないものか。